こんばんは、立花真由美です。
最近、皆さんはせみの鳴き声を聞きましたか？
私は田舎の生まれなので、小さい頃から夏はせみの声とともに育ちました。
特に私の地元ではみんみんぜみの声が多く聞こえたように思います。

うるさいのが苦手な私ですが、みんみんぜみの声は不思議と平気でした。
（ただ死んでいると思って近寄ったら生きている…というのは怖くて苦手でしたが笑）

みーんみんみんって、何となくかわいい感じがしませんか？
そのためか、私の中で夏と言えばみんみんぜみの声が頭に浮かびます。
そしてみんみんぜみの声を聞くと、幼い頃の思い出がふとよみがえるのです。

小さい頃は、気にしていなかったありふれた日常。
それがとても尊いものだと気づいたのは大人となってしばらく経った頃でした。
子どもには戻れないんだなと寂しくなるほど、年を重ねた今になってあの頃がとても懐かしく恋しく思うのです。

そして、恋しく思う最近になってみんみんぜみの声を聞いていないことに気づきました。
あの頃は、みんみんぜみの声が聞けなくなるなんて思いもしなかった。
けれど、ゆっくりと自然は少なくなり虫の声も遠くなるのですね。

今もとても幸せですが、当時を振り返ると少し切ないような懐かしさを感じるのです。
叶うなら、またみんみんぜみの声とともに当時の思い出に浸りたいものと思います。